【DOCH】オンデマンド・エコノミー - Natic | Application Modernization Platform – 日商エレクトロニクス

【DOCH】オンデマンド・エコノミー

本記事は米Moxtra社ホームページ内、MOXTRA BLOGに掲載されている”The On-Demand Economy”を翻訳したものです。
 


 

人間性心理学者であるアブラハム・マズローは1943年、現在においても有名で、たびたび参照される欲求階層説を紹介しました。論文 「A Theory of Human Motivation」 で彼は、人間は段階的に自らの欲求を満たすために動機づけられている、という理論を詳述しました。別階層の欲求に移行するには、より基本的な欲求を満たす必要があります。この概念は、基礎的 /生物学的欲求を詳細に示し、より心理的および社会的欲求に向かって前進するピラミッドとしてもっともよく示されています。

 

この理論を提唱後、マズローの欲求階層説は人間の動機の背景にある運転行動を説明するために使用され、有力な理論となりました。75年以上たった今、私たちはオンデマンド・モバイルエコノミーの中で生活し、ボタンをワンタッチするだけでいつでもどこでも商品、サービス、コミュニケーションを受けることができます。これらの技術進歩は、その能力においてほとんど魔法のように感じられますが、マズローに定義された私たちの欲求は変わっていません。

 

この技術探査が私たちをどこまで導くのか、そして私たちが新たな常識として何を期待するようになるのか、わかりません。私たちが言えることは、オンデマンド・モバイルエコノミーは、私たちの欲求をより便利に満たすための直接的な対応であり、社会は今後もその進歩を歓迎し続けるということです。オンデマンド・モバイルテクノロジーにより、これまでにないほど障壁が解消され、1か所にすべての人がアクセスしやすい世界が作られました。

 

マズローが定義した欲求 ー 生理的、安全、愛 / 所属、承認、自己実現 ー を見ると、統合されたモビリティが今日の世界で、いかに自己実現への集合的道筋になっているか分かります。

 

生理的欲求

(空気、水、食品、住居、睡眠、衣類)

 

生理的欲求は、私たちの基本的な人間の本能、つまり生物学的に生存するための要件です。初期の技術は、狩猟 / 採集 / 調理、住居の構築、および衣類の製造を目的として開発され、それ以来、私たちはこれらの身体的欲求に関連する技術を開発してきました。オンデマンド・モビリティにより、生理的欲求の選択肢が増え、時間や交通手段など、その他の制約が緩和されました。私たちは数回タップするだけで、食事の配達、服の購入、住居の確保ができます。

 

これらのサービスはどれも非常に便利ですが、多くの場合、オンデマンド・モビリティは生活を変えるものです。寝たきり、または援助なしで家を出ることができない人は、彼らの欲求が主に彼らの制御外で、大きく満たされることに関係しています。食料品配達などのオンデマンドサービスを使用すると、他の人に頼ることなく、生理的欲求を満たすことができます。世界は、これからも力を与えるテクノロジーを採用し続ける必要があります。

 

安全の欲求

(個人の安全、雇用、資源、健康)

 

子供が最初に学ぶことの一つは、緊急時に911に電話をすることです。予測不能で、時に危険な世界において、私たちはいつも、迅速な電話で安全に繋がっていることを心強く感じています。携帯電話が普及したことで、どこからでも911に電話をかけることができるようになり、緊急時に電話が繋がらないということが考えにくい状況になっています。助けを求めたり、病院を見つけたり、今いる場所に車を手配したり、不確実な未知の出来事への対応などは、私たちがどこにいても、身近なものすべてに私たちを繋ぐ資源があることを知っていれば、それほど難しくありません。あらゆる状況で緊急支援を利用できるだけではなく、救急隊員はオンデマンド・モバイルテクノロジーを用いてより効率的に対応しています。モバイルテクノロジーを活用することで、迅速な場所の特定、フロアプランの作成、遠隔ビデオ会議による医療アドバイス、悪天候の追跡などが可能になります。

 

オンデマンド・モビリティは緊急時の貴重な時間を節約し、一分一秒は生死を分けることもあります。技術的に進歩し続けることで、人々は生に近づく確率を高めています。

 

愛と所属の欲求

(友情、親密さ、家族、つながりの感覚)

 

愛と所属はおそらく最も感情的な欲求です。人々は、世界における自分の居場所を理解するために他社と繋がる方法を探してきました。他の生物との関係を調べずに人間の経験を調べることは困難です。私たちの文学、映画、詩、音楽はすべて愛し愛されるという欲望で満たされています。

 

私たちはつながりを感じたいという思いが強いため、距離を超えてコミュニケーションできることが常に重要視されています。手紙から電話、デジタル対面会議まで、オンデマンド・モビリティに簡単にアクセスできるため、はるか遠くにいる人とバーチャルに同じ部屋にいることができます。

 

コミュニケーションのためのより広いチャネルを作成すればするほど、人々が互いに関係を持つための手段が増えていきます。オンデマンドで検索できるブログ、vlog、およびオープンフォーラムにより、個人は出身地以外のコミュニティを作成し、見つけることができます。出会いや友情のためのパーソナライズされた検索ができるマッチングアプリは、物理的な出会いの機会の制限を超えて、私たちの社会的な輪を広げます。翻訳アプリケーションを使用すると、どの言語でも対話でき、お互いを少しだけ理解できます。

 

愛と所属を見つける機会を人々に与えることは、社会に変革をもたらしました。オンデマンド・モバイルテクノロジーが進化し、お互いの繋がり方を距離に関係なく高度化することで、世界はより小さく、より身近なものになっていきます。

 

承認の欲求

(尊重、自尊心、地位、認識、強さ、自由)

 

尊厳と自己価値は、私たちの健康全般にとって極めて重要です。他人との繋がりを必要とするのと同様に、人間としての存在を尊重する必要があります。私たちは、自身の行路と独自の体験をしており、世界に貢献していることで認められます。生活を選択する自由は私たちの自尊心に影響を与え、自由の欠如は私たちの成長を阻害します。

オンデマンド・モビリティを使用すると、パーソナルブランドを作成し、ソーシャルメディアで自分自身の表現方法を管理できます。オンデマンド・ネットワークアプリケーションを使用すると、身近なところで仕事の機会を見つけたり、自分で仕事の機会を作ったり、どこにいてもビジネスを行うことができます。

 

オンデマンド・モバイルテクノロジーにより、ビジネスはより可用性が高く、柔軟で、境界のない環境に適応します。モビリティの向上に伴い、企業とクライアントは関係を改善し、コラボレーションのためのより効率的で信頼性の高いツールを備えています。専門家がどこにいても、ビジネスはモバイル上で、リモートで操作することができます。

 

コンピュータの導入により無制限の情報が自由に利用できるようになった時、オンデマンド・モバイルテクノロジーの導入によって、指先で無制限の自由がもたらされます。

 

自己実現の欲求

マズローは、自己実現を欲求階層の最上位に置きました。つまり、すべての人間は自分たちができる限り最高になるように努力し、人生を最大限に活用しようとする、という考えです。階層モデルによると、自己実現するためには、他のすべての欲求を満たす必要があります。

 

私たち人間の欲求は1946年以降変化しておらず、2046年にも変化しないでしょう。変化するのは私たちが革新し続ける技術を用いて、私たちの欲求にどれだけ簡単に応えることができるか、ということです。技術が成長し、変化する機会を得てきたことは、人々の欲求を念頭に置いています。もちろん、オンデマンド・モバイルテクノロジーは私たちの欲求を満たす唯一の方法ではありませんが、すべての人にとってより多くの機会をもたらしています。より多くの機会はよりアクセスしやすい世界を意味し、よりアクセスしやすい世界とはだれもが自己実現への道を登るためのより多くのはしごがあることを意味します。
 


 

記事担当者:アプリケーション企画開発部 積田
投稿日:2020/07/06